映画が描く時代と人間を見つめてきた映画評論家・秦早穗子さん。 映画が“世界への扉”だった時代から歩み続けた90年余りは、日本の映画文化の歴史そのものです。 心に残る名作とは何か、映画は人生に何を与えてくれ ※本記事では『宇宙兄弟』に関する若干のネタバレがあります。 未読の方はご留意ください。 小山宙哉氏による『宇宙兄弟』最終巻の46巻が、2026年7月22日に刊行された。 『モーニング』での連載期間 1945年8月6日。 当時13歳だったサーロー節子さんは、広島で被爆し、家族や親戚、多くの学友たちを一瞬にして失った。 「こんな理不尽なことを許してはならない」──絶望の廃墟から立ち上がり核なき世界を求め