本当に支援が必要なのに、誰にも気づかれず、どこにも繋がれない子どもたちがいる。 私たちは、そうした家庭内の深刻な孤立や歪みにどれほど目を向けられているだろうか。 例えば、巨人の阿部元監督を巡る親子間の その言葉数の多さから“多弁師”と呼ばれるお笑い芸人・三遊間さくらいが、ラジオやライブで話すほどではないけど、誰かに聞いてほしい心の内や日常の中での発見を書き留める連載「しゃべり足りない心域(こころいき 高野秀行さんのノンフィクションを読んでいると、探検や旅のテーマの核心部に分け入る突破力にいつも驚かされる。 ティグリス=ユーフラテス川の上流部(トルコ東部)を手漕ぎボートで旅する本書もまた、そんな魅力